シャペロニンの模型が手元に!
 1年ほど前の本ブログエントリーにて、柔らかく透明でリアルなタンパク質模型について紹介した。北陸先端大の川上勝さんが3Dプリンターをうまく活用した作成法を考案したすばらしい模型である。

「柔らかくて透明なタンパク質模型(1)」
「柔らかくて透明なタンパク質模型(2)」

あるミーティングでこの模型を一目見て感動し、川上さん経由で小さなタンパク質をいくつか特別に注文してラボに置いていた。小さなタンパク質というのはリゾチームとリボヌクレアーゼなどである。この両者の模型だけでも存在感を放っていて満足していたし、このブログを見たある方が「川上タンパク質モデルをぜひ生で見たい」ということで部屋に来てもらったこともあるくらいだ。

とは言え、シャペロニン屋としてはもちろんGroELとGroESがほしい。実際、川上さんは試作品の一つとしてGroEL14量体、GroES7量体を作っていて、実物を見て「いいなぁ、いつかは・・・」と思ってはいた。ただ、小さなタンパク質の単量体でも気軽ではなかったので、14量体、7量体となると手が出なかったのである。

が、夢はかなった。




川上さんから連絡があり、GroEL、GroESの模型を貸し出してくれることになったのだ。

ぼくのところにふだんは置いておき、講義を始めとしたタンパク質科学の紹介(サイエンスカフェなども含めた種々のアウトリーチ活動)でぼくが使うのはもちろんのこと、さらには希望する方に貸し出してどんどん活用してもらうという約束である。

20年来シャペロニンGroELの研究をしている一人としては実にうれしい申し出である。

すぐに届けてくれて部屋のテーブルに置いてある。その存在感はすばらしい。
写真で7量体など全部つながっているが、実際には簡単に個別のサブユニットにばらせる。この模型は実によくできていて、磁石でサブユニットの接触部位がつながるのだ。
質感や一部をバラしたようす、組み上げるようすは川上さんが作成したYoutubeの動画でわかる。