一般の方へ
蛋白質というと、肉や卵に含まれる栄養素としての蛋白質がまず頭に浮かぶと思いますが、地球上の全ての生命が生きていけるのは多くのタンパク質がさまざまに働いているおかげです。
あらゆる生命は細胞から成り立っていますが、細胞内には何千、何万種類という蛋白質が何でもこなしているのです。私たちの研究室では、蛋白質がどのようにできてくるのか、どのようにして働ける状態になるのか、などをバクテリア(大腸菌)や酵母などを使って研究しています。
キーワードは、シャペロン、蛋白質のフォールディング、リボソーム、プリオン、アミロイドなどです。
基礎研究としての研究ですが、私たちの研究をきっかけとしてさまざまな応用研究がなされています。新たにわかった知見がヒトの病気や創薬にもヒントを与えるな私たちが想像してなかったような意外な応用につながることも最近増えてきました。
生命科学の入門書
これからの現代社会を生きていく際に生命科学の基礎は欠かせません。生命科学を専門としない方にも現代の生命科学研究のエッセンスをわかりやすく伝えようと一般の方へ向けての本も執筆しています。
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- 「学んでみると生命科学はおもしろい」田口英樹 (ベレ出版)2014年、231p
- 「池上彰が聞いてわかった生命のしくみ」池上 彰、岩崎 博史、田口 英樹(朝日新聞出版)248p (2016) (2016年9月7日発売)(2020年4月文庫版)
サイエンスカフェ、高校模擬講義など
サイエンスカフェや高校での模擬講義なども随時行っております。私たちの研究室の専門分野以外の生命科学一般の講義なども含めて柔軟に対応いたします。ぜひご相談ください。
主な活動実績
- 2020年 都立国立高校での模擬講義
- 2018年 お茶の水女子大学附属高校での模擬講義(東京工業大学ーお茶の水女子大学附属高校高大連携)(デモ実験を含む→GFPフォールディング実験動画)
- 2018年 吉祥女子高校 模擬講義
- 2017年 吉祥女子高校 模擬講義(デモ実験を含む→GFPフォールディング実験動画)
- 2015年 都立国立高校での模擬講義
- 2015年 開智高校での模擬講義
- 2011年 サイエンスカフェ(谷中)
研究概要の説明
以前行ったオープンラボでのポスター資料です。