新着情報

酵母プリオンのシャペロンによる脱凝集観察がNat Chem Biolに掲載されました(理研田中元雅ラボとの共同研究)。

理研の田中元雅ラボとの共同研究で行っていた酵母プリオン線維のシャペロンによる脱凝集のメカニズムに関して大きな進展がありました。中川幸姫さん(理研の田中ラボでの研究指導委託学生)の努力によって、酵母プリオンSup35タンパク質が作るアミロイド線維がシャペロン(Hsp104とHsp70/40)によってATP依存で分断されるのか1分子レベルで可視化できたのです。

 

Nakagawa Y, Shen H C-H, Komi Y, Sugiyama S, Kurinomaru T, Tomabechi Y, Krayukhina E, Okamoto K, Yokoyama T, Shirouzu M, Uchiyama S, Inaba M, Niwa T, Sako Y, *Taguchi, H, *Tanaka M
Amyloid conformation-dependent disaggregation in a reconstituted yeast prion system.
Nat Chem Biol, 18, 321–331 (2022)
doi: 10.1038/s41589-021-00951-y

 

掲載のみならず、掲載号のNews & Viewsでも取り上げてもらっています。

Sander J. Tans “Picturing protein disaggregation
Nat Chem Biol 18, pages240–241 (2022)

 

本成果の概要は東工大ニュースで取り上げてもらいました。

東工大ニュース